変化をしたくて旅をした~17歳の夏~
私は17歳の夏休みに、初めてひとり旅を始めました。
その動機は、変化したかったから。
生まれ育った環境は、自分に対するイメージが自分も周囲からもあるので、その”私ってこういう人!”というイメージから自由になりたかった。
それで、誰も私のことを知らない場所に行ってみようと思って行ったのが北海道でした。
何も決めない、青春18切符で鈍行列車を乗り継いで行った旅
そこで行き着いたのが、襟裳岬の手前の門別という場所でした。
その旅は、泊まる場所もその日に決める、計画のない直感に委ねた旅でした。
その地のユースホステルを探しては移動していましたが、ある日もう夜遅く宿が見つからない~と思ってやっと辿り着いたのが門別のユースホステルでした。
到着したときは、夜遅くて暗かったけど
朝になってみたら、そこは馬が走るどこまでもどこまでも、緩やかな平地が広がるまるで北海道そのものの景色が広がっている場所でした。
その場所で、新しい環境で、新しい出会いを重ねてとっても新鮮で何か変化した気分になる。
だけど、しばらく同じ環境に居ると同じ様な人間関係を築いて、同じ苦しみがやってくる。
そんなことをどこか感じていました。
その後も、長期休みになればいろんな地域で住み込みバイトをしながら、旅を続ける中で気づいたこと。変化をしたいと思って旅をしていたけど、それは環境を変化しているということ。苦しみから自由になりたくて、環境を変えてみたけど、苦しみの原因は外側にあるんじゃないんだということ。環境を変えても、本質的には何も変わっていないんだということ。
だから、苦しみの原因は外側にあるのではなく、自分の内面にあるんだ。
自分自身の内面が変わる必要があるんだ。
・・・でも、じゃあ自分の現在地がどんな状態で
どこからどう変わったらいいの?それが分かりませんでした。
だから、模索しながら旅を続けるしかなかった。
それから高校を卒業して、模索を続ける中で最後に旅をしたのが沖縄の波照間島でした。
そんな旅の途上で、そこからどんな変化の道を辿ったのか
次回へつづく・・・・