悟りの探究②〜一路、最南端 波照間島へ〜
前回の続き
高校を卒業した私は、本当に自分が何をして生きていきたいのか、そして苦しみの原因とは何か人間として生きる意味とは何かを探しに、日本の最南端の島・波照間島へと向かいました。
その旅は、この人生の中で精神的に一番どん底の日々でした。あんなに大自然の中にいるのに、心の中は常に劣等感と漠然とした不安が常に降り注ぐ精神状態の中。
人と話すと苦しくなって、そうすると自然の中でいつも夕暮れ時には海に行き、1人陽が沈むのを見るのが日課でした。
そうやって自然の中で自分の心を落ち着かせて何とかバランスを取って生きていたけれど、人間として生きる事も苦しい、自然そのものにもなりきれないというカオスの様にも感じていました。
人間の意識の中に居る事がとても苦しくて、牢屋の中に居る様な閉ざされた世界の中にいて、早くここから自由になりたいと祈る様な思いで過ごしていました。
こんな苦しみの世界に何故生きているのか、不自由過ぎてもうこの世界では生きていくことができない、はやくこの牢屋の外に出ない限り息苦しすぎて、人間として生きていく道はないと思っていた。
そんな絶望感の中、波照間島から本島へ行き歩く旅を始めることにしました。
続きは次回